色とりどりの人と医療

気の向くままに出かけて、買い物や趣味を楽しんだり、誰かと会って話をしたり。

私たちの生活は、暮らしているまちととても密接なものです。

健康なときも、そうでないときも、いつまでもあたりまえの暮らしを楽しめるように。「“いま”のしあわせを創る」を理念に掲げる株式会社シンクハピネスは、ご家庭への訪問看護・訪問リハビリテーションを行う『LIC訪問看護リハビリステーション』を立ち上げました。

「訪問先の患者さんには、自力で暮らすことが困難な方や、寝たきりになってしまった方もいます。でも、病気や事故に遭われる前は、僕たちと同じようにまちの中で好きなことをして暮らしていた方がほとんどです。そんな患者さんとそのご家族が、あたりまえの日々を楽しく過ごせるように。僕たちは医療者としての技術だけでなく、持てる個性や特技を発揮して、自分たちも楽しみながら訪問させていただいているんです」

そう話すのは、理学療法士であり、シンクハピネスの代表でもある糟谷明範(かすや・あきのり)さん。

現在、約30名の看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が楽しみながら取り組んでいる、人とまちに寄り添う訪問看護・リハビリテーション。その様子を、少しだけ覗いてみませんか?

目次

暮らしのなかにある“医療”

仲間と支え合う、訪問看護・リハビリテーション

専門職であり、人であるということ

暮らしのなかにある“医療”

大学を卒業し、理学療法士として病院で働いていた糟谷さんが訪問看護・リハビリテーションに興味を持ったのは、入職1年目に感じた一つの疑問がきっかけでした。

「僕たち医療者は、病院の中では自分よりもずっと年上の患者さんにも“先生”と呼ばれて、患者さんとの間に見えない壁があるような、人としての関係が対等でないような違和感を持っていました。これは一体、誰のための医療なんだろう? そう強く思うようになったんです」

当時、回復期病棟に勤めていた糟谷さん。患者さんが自宅で問題なく過ごせるようになるようにと、日々リハビリに取り組んでいましたが、そのときは回復したように見えてもまた病院に戻ってきてしまう患者さんも多かったといいます。

「退院した患者さんたちはその後、ご自宅でどのようなケアを受けているのだろう。地域の中でどんな暮らしをしているのだろう。そんな疑問を持つと同時に、これから患者さんたちが暮らしていく地域全体を巻き込んで、自分たちも地域に巻き込まれながら、医療の現状を変えていかなければならないんだと、強く思うようになりました」

病院に勤めて5年目、糟谷さんは地域密着の訪問看護ステーションに転職します。同時に、街の喫茶店のスペースを借りて座談会を開くなど、医療者と街の人の距離を縮めていく活動も行うようになりました。

「医療者として社会に出てからずっと考えていたことは、“僕たちは医療の専門職であると同時に、そこで暮らす一人の人”だということでした。地域の人たちと対話を重ねながら、暮らしと医療をもっとフラットなものにしていくことが僕たちの目標であり、大切にしていることです」

地域の医療が、その先の豊かな人生につながるように。糟谷さんは、2014年12月24日に株式会社シンクハピネスを設立し、その翌年3月にLIC訪問看護リハビリテーションを立ち上げます。また、地域でのイベント活動は、カフェ&コミュニティスペース『FLAT STAND』の立ち上げにも繋がっていきました。

仲間と支え合う、訪問看護・リハビリテーション

LICの所長であり看護師の黒沢勝彦さんが、病院の救急病棟で働いていた頃。毎日のように救急車で運ばれてくる患者さんと接する中で考えることがありました。

「救急車の台数や治療に関わる医療者は限られています。搬送されてくる患者さんには緊急度がそれほど高くない方もいらっしゃいました。救急車が出払ってしまうと、本当に緊急度の高い患者さんに適切な医療が提供されないかもしれません。救急車を呼ぶ前に、看護師にできることはもっとあるのではないか、と思うようになりました」

LICが訪問する利用者さんは、地元・府中に9割、お隣の国立に1割ほど。黒沢さんはLICの訪問看護師になることで、自分の経験が地域医療に役立つのではないかと考えました。

「利用者さんのお宅を訪問するのは、基本的に自分1人です。お話をしている中で、ちょっと食欲がないとか、ちょっとお通じが出にくいなどといった、“何かいつもと違う”ささいな変化もきちんとキャッチします。一分、一秒前の小さな変化が、大きな変化につながる可能性もあるからです」

少しでも気になったことがあれば、社内限定のSNSやビデオ通話などで他のスタッフにもタイムリーに共有します。それぞれの経験や知識を持ち寄ることで、利用者さんへより適切なケアが提供することができ、現場で看護師が抱えやすい不安も軽減できているそうです。

「訪問先では1人のようで、1人ではありません。LICでは仲間との情報交換やコミュニケーションをとても大切にしているからです」

そんな社風を表しているかのようなLICの事務所は、好きなときに好きな場所で事務作業や打合せ、気軽に相談もし合える、シェアオフィス風の自由なつくりになっています。

そこでは、医療者としての知見を広げる研修も頻繁に行われています。会社の理念に基づいたマインドを一人ひとりが持てるよう、その内容は専門領域だけにとどまらず、多種多様な研修を通してスタッフ同士が切磋琢磨する機会になっているのだとか。

専門職であり、人であるということ

日々、利用者さんと触れ合うなかで、黒沢さんはある印象的なエピソードを教えてくれました。

たくさんのレコードが並んだ、高齢の患者さんのお宅を訪問していたときのこと。いつの間にか壊れてそのままになっていたスピーカーを、音響機器の設定が得意な黒沢さんが直してみたところ、その患者さんはとても喜んで大好きな音楽鑑賞を再開するようになり、体調も暮らしぶりもみるみる良くなっていったそうです。

「人を生かすのは、治療ではなく心なんだと改めて実感しました。医療者としての専門スキルももちろん大切です。でも、もっと大切なことは、人と人とのコミュニケーションだと感じます。その人の生活の一端に関わらせていただきながら、利用者さんが笑顔になっていくところを見ると単純に嬉しいですし、感謝したくなっちゃいますよ。関わらせてもらってありがとうございます! って感じに」

「LICのメンバーは、週に一度患者さんに会えるのを楽しみにしています。利用者さんに『待ってたよ』と言ってもらえるのも本当に嬉しくて。訪問看護は、病院よりも一人の利用者さんと向き合う時間もしっかりとれますし、人とのつながりを大切にしていきたい方にはぴったりな仕事だと思います」

そう話すのは、幼い頃から絵を描くことが大好きだという平田有輝恵さん。看護科に通いはじめた高校時代に、得意な美術を医療に活かせる「臨床美術士」に興味を持ち、その資格を取得するため、現在も働きながら美術大学に通っています。

現在は、シンクハピネスが府中に立ち上げた地域の交流スペース「life design village FLAT」で版画作品などをつくる『デコボコウボウ』を立ち上げ、ワークショップも開催中。看護師としても個人としても、地域での交流を楽しんでいます。

医療者と利用者さんである前に、人と人であるということの尊さ、大切さ。

専門職であり、ものづくりや音楽など、人としての個性や得意分野も存分に活かして仕事で発揮できるのが訪問看護・リハビリテーション。糟谷さんをはじめ、LICのメンバー一人ひとりが思い描いた「地域の医療」は、府中のまちを起点に、これからも大きく広がっていきます。

事業者名(店舗名)株式会社シンクハピネス
住所東京都府中市府中町1-41-12
地図
URLhttp://sync-happiness.com/
募集主LIC訪問看護リハビリステーション
URLhttp://lic-station.com/
勤務地東京都府中市府中町1-41-12
地図
募集期間2019.4.1- 4.28
職種

①看護師
②理学療法士・作業療法士

雇用形態常勤/非常勤
仕事内容

医師の指示のもと、対象者の生活されている場所に訪問して、従来の考えだけにとらわれない、その方に適した看護ケア、リハビリテーションを実施しています。時には外出やご旅行への付き添いも依頼され、お付添いたします。

訪問看護だけでなく、地域での活動にも積極的に参加をしながら、そこにいらっしゃる住民の方と交流することも仕事の1つです。

給与

常勤
①月収 31万〜38万
②月収 27万〜38万
非常勤
①1回訪問 4500円〜
②1回訪問 3500円(40分)、4000円〜(60分)
時給制あり 応相談

待遇

各種社会保険完備、昇給(年1回)、賞与(年2回/基本的には正社員のみ)
交通費全額支給、自転車・バイク通勤可
資格手当(看護師 月3万円、理学療法士・作業療法士 月2万円)
職能手当(時間外労働30時間相当額)
育休・産休制度あり(産前産後休暇14週間・育児休暇最大2年間)
誕生日休暇あり(誕生日月に1日、特別休暇として取得可能)

勤務時間

常勤 8:30〜17:30
非常勤 訪問時間に合わせて出勤、退勤(直行直帰は不可)

休日休暇

日曜日、年末年始(12/30〜1/3)、夏季休暇(3日)、年次有給休暇、誕生日休暇

経験資格

看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
病院や在宅での臨床経験年数は問いません
新人教育や他職種連携(NSTや委員会など)の経験が有ると良いです

求める人物像

心身ともに健康である方。学ぶこと、成長することを止めない方。

選考の流れ

個人としてのお人柄、専門職としてのお考えを基準とさせていただいております
お問い合わせ→見学→応募→面接→結果通知

■見学時間帯
AMコース 8:20〜13:00(半日+お昼)
PMコース 13:00〜17:30(半日+お茶)

お問い合わせ先tel:070-1421-0200 e-mail:kurosawa@sync-happiness.com

※こちらの求人募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。